しかさんのお気に入り

HSPで吃音持ちです。HSPについて考えたことや、その他気になること、好きなことをご紹介しています。

しかさんと吃音①

こんにちは、しかさんです。

 

もっと更新したいのに、なかなか時間が取れないですねぇ。。

 

 

 

いま、しかさんが何に時間を取られているかといいますと。。。

 

 

 

 

 

 

「吃音」です。

 

アラサーの今、発症したわけではなくて、

中学2年生に進級した時、発症しました。

 

ちょっと、私の吃音の歴史を紹介しますね。

 

 

 

まず、話し出しが言いにくかったです。(同じ音を繰り返す、言葉が発音できない)

 

それまでできていたのに、

自由に会話をすることができない

ファストフード店で食べたい商品名が言えず、他の商品名を注文してしまう、

高校受験の際に受験番号が言えず、面接の先生に受験番号を忘れたと勘違いされる

・・・・・

 

会話することが一気に楽しくなくなりました。

もともとおしゃべりだったので、変わらずよく話しましたが、

直前に「言えない」と気づいたときは、別の言葉に置き換えたり、

そもそもその話題を出すことを止めたりする癖ができてきました。

(吃音のひとは、直前に言えない言葉がわかってしまうのです!)

電話も苦手になりました。

 

授業で先生に当てられたとき、答えがわかっていても、発音できないとわからないふりしたりしました。

 

どもったところを、友人にマネされたりもしょっちゅうしました。

 

 

 

でも、いつか良くなると思ってあんまり深く考えていませんでした。

 

 

大学生になると、あろうことか落語研究会に入りました(笑)

まさかの話す部活!

 

しかさんは馬鹿なのか、吃音のことはすっかり忘れて入部しました。

落語は基本的に大声で話しました。

練習は、部室の壁に向かって、それぞれ大声で覚えた落語をひたすら練習します。

周囲の部員に負けないように、どんどん大きい声で練習します。

なかなか出会えない光景ですよ(笑)

 

 

 

しばらくたって気が付いたのですが、落語を練習している期間は

普段の生活でも、すらすら話すことができていました。

 

 

舌の動きが自由自在です!!!

 

 

ここぞとばかりにマクドナルドへ行き、「てりやきバーガー」を注文しました。

「た」行が言いづらかったんですよね。

 

 

ですが夏休み等で、落語の練習をしない時期になると、だんだんとまた吃音が出てきました。

以前と比べて、軽度になったり重度になったりもしませんでした。

魔法が解けて、元のシンデレラになるような感覚☆(←え)

 

落語とか、カラオケとか、

よく口を動かすことをしているうちは話しやすくなるのかな、程度の認識でした。

 

 

それからも、

言えない言葉を言い換えたりしながら、

何とか吃音と付き合いながらここまできました。

 

 

 

そして、今年の2月に事件が起こりました。

 

 

   

 

 

「まったく、言葉が出ない!!」

 

 

具体的には、仕事で電話を受ける時です。

「あの」も「もしもし」すら言えません。

 

言葉が出ないのに必死に伝えようとするから、

電話越しに「…っぁ!っつ。。。」

といった、声とも言えない音が受話器から聞こえた相手の方はドン引きor爆笑。

 

電話を受けるのだから、自分の部署と名前を言わないといけないのに、

まったく言えません。

もう電話が鳴るたびにドキドキします。

 

「次はいえるかな。。。」

「もう嫌だ。。。」

「っていうか電話誰か出てよ!」

「電話私の席にしてこないで!」

 

ずっとこんなことを思いながら、冷や汗かきかきデスクに座っていました。

 

 

「電話を受けられないなんてもう社会人失格、仕事はもうできない。。。

電話対応がない仕事に転職しなきゃ。。。」

と毎日転職サイトを眺めていました。

 

 

そこでしかさん、あんまり期待はしていなかったのですが、病院で専門の方に見てもらうことにしました。

 

せめて、どもってでも電話は受けられるようになりたい!

 

で、受診の科ですが、候補は耳鼻科、リハビリ科、精神科。

 

よくわからないので、しかさんの職場の総合病院の総合外来予約センターの方に症状を伝えてみました。

 

答えはリハビリテーション科!

しかも吃音は、リハビリのなかでも一部の先生しか診察できないらしく、2週間後に予約をとりました。

 

 

その間の2週間で、全く言葉が出ない状況は脱していました。

ですが、相変わらず電話受けるのはどもりがち。。。

 

 

 

そうしてやってきた受診の日!

待ってました!!

 

さあ、番号が呼ばれて、診察室へ入りますよ。。。

 

簡単に、いつから発症しているのか、どのような症状があるのか等

ざっくり質問されます。

その間、先生は会話している私から吃音が出ないのか、伺っているようでした。

(ちなみに吃音は出ませんでした)

 

 

で、実際の訓練は言語聴覚士さんがしてくれるから、またその予約をとってね~で

 

 

 

終わり。

 

まじか!ちょっと楽しみにしてきたのに!

先生とはどうやら、言語聴覚士さんとのリハビリ訓練を処方するのに、定期的にお会い(診察)しないといけないようです。

 

 

で、その後の言語聴覚士さんとのリハビリですが。。。

 

 

長くなりましたので、今日はこのあたりで。

 

同じ吃音に悩む人の励みになればいいなぁと思い、ブログで発信しています。

まだまだ私も治療中ですが、うまく付き合いながら、頑張りましょう。