こんにちは、しかさんです。
もっと更新したいのに、なかなか時間が取れないですねぇ。。
いま、しかさんが何に時間を取られているかといいますと。。。
「吃音」です。
アラサーの今、発症したわけではなくて、
中学2年生に進級した時、発症しました。
ちょっと、私の吃音の歴史を紹介しますね。
まず、話し出しが言いにくかったです。(同じ音を繰り返す、言葉が発音できない)
それまでできていたのに、
自由に会話をすることができない
ファストフード店で食べたい商品名が言えず、他の商品名を注文してしまう、
高校受験の際に受験番号が言えず、面接の先生に受験番号を忘れたと勘違いされる
・・・・・
会話することが一気に楽しくなくなりました。
もともとおしゃべりだったので、変わらずよく話しましたが、
直前に「言えない」と気づいたときは、別の言葉に置き換えたり、
そもそもその話題を出すことを止めたりする癖ができてきました。
(吃音のひとは、直前に言えない言葉がわかってしまうのです!)
電話も苦手になりました。
授業で先生に当てられたとき、答えがわかっていても、発音できないとわからないふりをしたりしました。
どもったところを、友人にマネされたりもしょっちゅうしました。
でも、いつか良くなると思ってあんまり深く考えていませんでした。
大学生になると、あろうことか落語研究会に入りました(笑)
まさかの話す部活!
しかさんは馬鹿なのか、吃音のことはすっかり忘れて入部しました。
落語は基本的に大声で話しました。
練習は、部室の壁に向かって、それぞれ大声で覚えた落語をひたすら練習します。
周囲の部員に負けないように、どんどん大きい声で練習します。
なかなか出会えない光景ですよ(笑)
しばらくたって気が付いたのですが、落語を練習している期間は
普段の生活でも、すらすら話すことができていました。
舌の動きが自由自在です!!!
ここぞとばかりにマクドナルドへ行き、「てりやきバーガー」を注文しました。
「た」行が言いづらかったんですよね。
ですが夏休み等で、落語の練習をしない時期になると、だんだんとまた吃音が出てきました。
以前と比べて、軽度になったり重度になったりもしませんでした。
魔法が解けて、元のシンデレラになるような感覚☆(←え)
落語とか、カラオケとか、
よく口を動かすことをしているうちは話しやすくなるのかな、程度の認識でした。
それからも、
言えない言葉を言い換えたりしながら、
何とか吃音と付き合いながらここまできました。
そして、今年の2月に事件が起こりました。
「まったく、言葉が出ない!!」
具体的には、仕事で電話を受ける時です。
「あの」も「もしもし」すら言えません。
言葉が出ないのに必死に伝えようとするから、
電話越しに「…っぁ!っつ。。。」
といった、声とも言えない音が受話器から聞こえた相手の方はドン引きor爆笑。
電話を受けるのだから、自分の部署と名前を言わないといけないのに、
まったく言えません。
もう電話が鳴るたびにドキドキします。
「次はいえるかな。。。」
「もう嫌だ。。。」
「っていうか電話誰か出てよ!」
「電話私の席にしてこないで!」
ずっとこんなことを思いながら、冷や汗かきかきデスクに座っていました。
「電話を受けられないなんてもう社会人失格、仕事はもうできない。。。
電話対応がない仕事に転職しなきゃ。。。」
と毎日転職サイトを眺めていました。
そこでしかさん、あんまり期待はしていなかったのですが、病院で専門の方に見てもらうことにしました。
せめて、どもってでも電話は受けられるようになりたい!
で、受診の科ですが、候補は耳鼻科、リハビリ科、精神科。
よくわからないので、しかさんの職場の総合病院の総合外来予約センターの方に症状を伝えてみました。
答えはリハビリテーション科!
しかも吃音は、リハビリのなかでも一部の先生しか診察できないらしく、2週間後に予約をとりました。
その間の2週間で、全く言葉が出ない状況は脱していました。
ですが、相変わらず電話受けるのはどもりがち。。。
そうしてやってきた受診の日!
待ってました!!
さあ、番号が呼ばれて、診察室へ入りますよ。。。
簡単に、いつから発症しているのか、どのような症状があるのか等
ざっくり質問されます。
その間、先生は会話している私から吃音が出ないのか、伺っているようでした。
(ちなみに吃音は出ませんでした)
で、実際の訓練は言語聴覚士さんがしてくれるから、またその予約をとってね~で
終わり。
まじか!ちょっと楽しみにしてきたのに!
先生とはどうやら、言語聴覚士さんとのリハビリ訓練を処方するのに、定期的にお会い(診察)しないといけないようです。
で、その後の言語聴覚士さんとのリハビリですが。。。
長くなりましたので、今日はこのあたりで。
同じ吃音に悩む人の励みになればいいなぁと思い、ブログで発信しています。
まだまだ私も治療中ですが、うまく付き合いながら、頑張りましょう。