こんにちは、しかさんです。
かれこれ20年以上付き合いのある友人について最近思うことがあったので記録しておきます。
彼女は大変節約家であり、実家のご家族もまた地元ではちょっと有名な節約家族です。
(おそらく本人たちはそんな噂知らない。。。)
大変真面目な性格ですが、ミーハー気質もあり話をしていると若い子たちの流行等も知ることができて楽しいです。
社会人になってから、滅茶苦茶貯金してたのは知っていました。
が、最近(オブラートに包んだ表現でしたが)ザックリとした貯金額を聞いて驚愕!
同じくらいのお給料(私の方が少し高い)なのに、どうしたらその金額になるのか。。。
正直、20代を飲まず食わずレベルで過ごさないと達成できない金額でした。
現金派でクレジットカードも持っていなく、投資で増やしたとも思えません。
純粋に節約したんだと思います。
私は無駄使いしてしまうタイプなので本当に尊敬するのですが、最近彼女の一言で思うことがありました。
先日彼女とお茶していた時のこと。
私が家事の豆知識的なことを説明していました。
しかし彼女、どれだけ説明しても分からないらしい。
結局、ペーパーナプキンにイラストを描いて説明すると分かってくれました。
そんなに難しい話ではなかったのですが、「思いのままに話すのではなく、適切な表現を使わないとなー」っと感じました。すると彼女が、
「ごめんーイライラするでしょ?話をよく聞いてても勘違いばっかりしちゃって、周りの人イライラしてるみたいなんだよね。今も職場の人からの当たりが私だけキツイような気がするし。」
その時は、「私の説明も雑だったよー」みたいな感じで終わりましたが(実際に私はイライラしていない)、少し思い出すことがありました。
中学校や高校でも、同じような理由で(いわゆるイジメほどではないが)同級生からキツク当たられていたり、からかわれていること多かったなと。。。
彼女の勘違いの方向性を思い出していくと、少し幼稚な方向へ勘違いしているようなんです。
空耳アワー的な感じで、知らない言葉や内容だから、知っている言葉に聞こえるというか。しかも小中学生レベルの。
私ちょっと気づいたんです。
圧倒的に、「経験」が足りていないんです。
正直勉強はできる方で、進学校に進んで国立大学も卒業しています。
でも、経験が少なくてどこか常識がない。
だから周りからイラっとされるくらい、物分かりが悪い。
あと、質素な物ばかり持っているので、馬鹿にもされやすい。
本当に堅実なご家庭で育っていて、ケチではないんです。交際費をケチられたような経験は一度もありません。
一方、自分自身のことに関しては非常に節約家。
高校は吹奏楽部に入ったが遠征費用がかかる前に退部。
大学は部活のマネージャー。マネージャーはユニフォームや道具を買わなくていいから。
浴衣等の使用機会が少ないものは持っていない、着たことない。
飛行機乗ったことない。
船乗ったことない。
とにかく節約したくて、経験する機会を失っている印象を受けます。
世の中には経済的理由で上記のような選択しかできない方々も多くいらっしゃると思います。
そのような方たちは、「収入を得てできなかったことを経験していきたい!お金に縛られずに好きなことしたい!」と思いますよね。
「お金に縛られず」というのは安定した収入のある方でもほとんどの方が感じているのではないでしょうか。
彼女のご両親は共働きで、世帯年収は高い方だと思います。
だから、お金に困ってはいないんです。
だから、自分で選択できる年齢になっても、自分で稼ぎ出しても、上記のようなハングリー精神がないんですね。
やむをえない選択ではなくて、自分が選んだ節約の道だから。
本人は満足しているようなので何も言いませんが。
それと、もう一つ。
節約していることをとても誇りに思っており、また固執しているようにも感じました。
彼女は自分のいいところ・強みに気付いていないようで、コンプレックスが沢山あります。(見た目、体質等)
なので節約や貯金額が唯一の誰にも負けない強みだと思っているのかな、と。
だから会ったときは沢山褒めているんですけどね。。。
いいところ、節約以外も沢山あるんですよ。
う~ん、それにしても私の浪費っぷりには困ります。
欲には限度がありません。
貯金も出費も程よくコントロールしたいものですが、どちらかに偏ってしまうのが人間ですね。
何が正解か分からないのですが、こういうことがあるから世の中面白い(^^)