しかさんのお気に入り

HSPで吃音持ちです。HSPについて考えたことや、その他気になること、好きなことをご紹介しています。

しかさんと吃音③

こんにちは!

 

今日は吃音の治療法のひとつである、メンタルリハーサルについてご紹介したいと思います。

 

これは一年前からしかさんが取り組んでいる治療?訓練法?で、

一般的には、ある程度大人になった方に使われるようです。

 

 

小学校低学年4くらいまでは、本読み等の音読の訓練にプラスして、保護者の教育方針等のカウンセリングを行って、本人のスキルアップとまわりの環境の改善を行うそうです。

 

 

前回も書きましたが、メンタルリハーサルは最初、海や草原といった、中性的なイメージの中にいるところをイメージします。

そこに、幼いころの自分に戻って、すらすらとお話ししている状況をイメージします。

 

基本的にはこの2段構成です。

すらすらと話す場面を、毎回先生と考えて種類を増やしていっています。

   

 

最初は、

 

・小学校から帰って、母親に思いつくままに今日の出来事を言っている場面

 

・友達と下校しながら楽しくおしゃべりしている場面

 

 

といった、ありふれた場面ですらすらと話しているところをイメージしていきます。

そこから、回数を重ねるうちに、少し自分が苦手な場面もトレーニングに加えていきます。

 

 

 

私の場合、電話です。

 

まずは、

 

・親が不在の時に、知り合いのおばさんから電話がかかってきたので、親は不在である旨を伝えて切る場面

 

から、

 

・放課後、友人から電話で遊びのお誘いが来たが、都合が悪いので断る場面

 

・自分から友人に電話で今日遊べるか聞く場面

 

といった、すこーし勇気のいる場面に移行していきます。

いづれも小学生3年生くらいまでの設定でイメージします。

 

 

わたしはこの電話の場面のトレーニングを始めてから、電話に出る際のどもりが軽減されたような気がしています。

波があるものなので、絶対ではないのですが。。。

 

 

実際に起こったことではないけれど、イメージ中でも成功した、という経験が自信につながっていくのだと思います。

 

また、先生も言われていたのですが、中性イメージから入って力を抜く…この過程で、現実と夢の間にいるような感覚にすることが重要です。

 

ほら、夢って実際に起こっているように感じて、必死に走ったり、考えたりしますよね?

 

 

ほぼ現実である、と脳が勘違いしている状態で、作り物であってもすらすらと話せている成功体験を積み重ねていくのが、このメンタルリハーサルなんだと思います。

 

 

ゆっくりとメンタルリハーサルが行える環境を整えたり、時間をとったりするのは大変化もしれませんが、

なかなか効果的な方法であると、しかさんは思っています。

 

吃音でお悩みの方のご参考になればと思います。

 

 

ありがとうございました。