こんにちは!
しかさんと吃音①では、ドクターによる診察まででしたが、
実際の言語聴覚士さんとのリハビリについてです。
吃音は言語聴覚士さんなら誰でも診れるわけではないらしく、所属している中でもベテランの2人しか診られないとのことです。
受付を済ませると、個室の訓練室?へ案内されます。
まずは、いつから、どんな症状が出るのかを聞かれます。
言語訓練用の本に載っている文章を、しかさんが朗読して見せたりもしました。
(ちなみに、一度もどもりませんでした。)
そして、様々な訓練の方法を紹介してもらいます。
さっき朗読したような、実際に口を動かしておこなう方法や、メンタル面から訓練していく方法です。
先生によると、しかさんは朗読はすらすらと話せていたので、おそらくメンタル面からのアプローチがいいのでは、とのこと。
単純に話す能力については問題がない、とのことです。
そして、すごい宿題が出されました。
就活のときにしたような、性格を判断するための診断テストを4種類。
一冊一冊、ページ数あります。。。
家に帰り、2週間後のリハビリでしっかり見てもらうべく、毎日少しずつ診断テストに答えていきました。
ほとんどの設問は聞かれていることに対して〇をつけるだけですが、中には自分の体験について記述する設問もありました。
そして、びっくりするくらい同じような質問がありました(笑)
2週間後、先生に見せると。。。
「やっぱり4冊とも答えてきてるね!!
この量の宿題をきちんとしてくるかどうかも、しかさんの性格を見極めるための材料なんだよね。」
え!!
「しかさんは、完璧主義者です。」
なぬ!
全然何も完璧にできない人何ですが。。。
「実際に完璧にできる人を完璧主義者というのではなくて、
~しなくてはいけない、~であらねばならない
と無意識に思ってします人のことを、今ここでは完璧主義者といいます。」
はぁ~、なるほど。
たしかに、そういう完璧主義者なら理解できます。
どんなことでも、
「早く~しなきゃ」
「~しておかないといけない」
「私は~であるべきだ」
みたいなことはしょっちゅう思ってます。
こういう性格と、小学校低学年ごろまでの育った環境の組み合わせで、
吃音が発症するそうです。
しかさんは発症は中学校2年生でしたが、それは発症のスイッチを押したのにすぎず、
もともと吃音になる素質は、すでに小学校低学年までに育っていたといえます。
ほー、だんだんと吃音がどのように形成されてきたのかが分かってきましたよ。
そして、アンケートの結果も見て、やはり精神面からアプローチしていく方法で治療を
行うことになりました。
メンタルリハーサルといいます。
まず最初の訓練で教えてもらったのは、
全身の力を抜いて、海や草原といった風景に自分がいる状態を想像する。
だけです。
これはメンタルリハーサルのを行うための準備のようなものだそうですが、最初はここまでを家で行うように指示されました。
意外とやってみると雑念が入ったり、家族の物音やスマホが鳴ったりして、環境を整えるのに苦労します(笑)
次回「しかさんと吃音③」では、本格的にメンタルリハーサルが始まりますので、ご紹介しますね。
ありがとうございました!!